『ME AND MY GIRL』(2008年・月組・東宝)
実際お稽古が始まってみると、宝塚のときよりも上達していなければという焦りや、短い稽古期間という不安や、いろんなものに邪魔されて、お稽古してもお稽古しても苦しい自分がいました。本当に今朝の今朝まで、悩むことがいっぱいありました。
(『ME AND MY GIRL』新人公演 主演・明日海りおの挨拶より)
▲初々しいぴちぴちのみりおさん。
◎カーテンコール1回目
本日は、月組新人公演『ME AND MY GIRL』をご覧くださり、誠にありがとうございました。月組の明日海りおでございます。
えー……、「東京の新人公演へに向けての抱負は?」と聞かれたときに、私は、「あと泣いても笑っても一回しかないこの新人公演を、心を込めて楽しんでやりたいです」と答えていました。
それはほんとの素直な気持ちで、嘘をついたわけではないんですが、実際お稽古が始まってみると、宝塚のときよりも上達していなければという焦りや、短い稽古期間という不安や、いろんなものに邪魔されて、お稽古してもお稽古しても苦しい自分がいました。本当に今朝の今朝まで、悩むことがいっぱいありました。
けど! 今日、いま、舞台を終えて思うのは……………………最高に楽しい、舞台だったということです。出来は……別、ですが……(会場笑い)。きっと楽しかったと感じているのは私だけじゃなくて、きっとみんなも、ね?(と言いながら、共演者たちを振り返って見る)そうだと思います。
やはりそれは、お客様がこうやって、拍手や笑い声をあたたかくくださったこと、が、すごく大きいと思います。この新人公演に携わって下さったすべてのみnnなさま、こんな未熟な私たちに、こんなにたくさんの経験をさせていただき、本当に幸せ者です。ありがとうございました。
そして何より、今日こうやって……えっと……劇場に足をおはははこびくださったお客様(噛むみりおさんに会場笑い)。本当にありがとうございました。
◎カーテンコール2回目
えー。ほんとに、ドタバタの新人公演でしたが、本当にあたたかい拍手、本当にありがとうございました。本日は本当にありがとうございました。
*かみかみりおさんのかわさをお伝えすべく、オリジナルに忠実に書きおこしております。