カーテンコールは愛の往復書簡です

宝塚歌劇団の珠玉のカーテンコールetc. を収集するブログ

タカラヅカ愛の台詞カルタ(読み札編)

f:id:okayu_curry:20141221103029j:plain
▲読み札はこんな感じ。上の句と下の句の両方をプリントしています(わからない台詞でも読めるように)。


さてさて。タカラヅカ愛の台詞カルタ、読み札編です。
取り札編からご覧いただいた方が楽しいので、まだの方は下記からどうぞ。

 


タカラヅカ愛の台詞カルタ(取り札編) - カーテンコールは愛の往復書簡です

 

取り札には下の句だけをプリントしていますが、読み札は上の句と下の句を照らし合わせて正解を出さなければならないので両方をのせています。

上の句と下の句を、同じキャラクターがしゃべっている場合は、続きの台詞の意味で(→)を、上の句と下の句でキャラクターが変わる場合は、会話がクロスするの意味で(×)を上の句の末尾につけています。

 

f:id:okayu_curry:20141221113758j:plain
▲これで一応、未見の作品の札でも読める。はず。


基本的には自分の好きな台詞を書き起こしているので、作品にかなり偏りがあります。後半では、ブリドリの望海さん回のものも書き起こして載せてみました。前回のエントリと併せて、答え合わせ感覚で楽しんでいただけたらと思います。

では、どうぞ!

 

 

01.『ニジンスキー

上の句:「今夜は疲れてるんだ」×

下の句:「すまない、だが、ヴァーツラフ。私は君を離したくない」
すみれコードぎりぎりな長椅子後の台詞。

02.『ニジンスキー

上の句:「ブエノスアイレス……世界の果てのような街だ。でもたとえパリからどんなに遠く離れていようとも、今、僕の目の前には君がいる。それで充分だ」→

下の句:「君と僕のいるところが、僕らにとっての世界の真ん中だ」

セルゲイの支配する場所から、パリから逃れように船に乗ったヴァーツラフがロモラに言う台詞。自分に言い聞かせるように言うのが切ない。


03.『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』

上の句:「心配するな、私の命令に従えば助かる。現在我々は負けている」→

下の句:「だが要は、最後の瞬間に勝っていればいいのだ。負けはしない」
こんなかっこいい上司がいたら惚れる。死ぬまでついていく。

04.『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』

上の句:「キルヒアイス。敵艦隊は?」×

下の句:「1万2000」
札が取り終わっても「わが軍は」「6000」「おもしろい。勝ってみせよう」と延々と続きます。

05.『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』

上の句:「また新しいのを持って参りましょう」×

下の句:「いや、それがいい。送ってくれた人の心がこもっている。違うか?」
リンデンバウムの葉っぱのしおり。「女の子には興味がないのでね」とか言うラインハルト様の台詞。

06.『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』

上の句:「宿命か……。前の皇帝もそう言った。逃れようとしても逃れることができないなら、立ち向かうしかない。新しい国を目指して」→

下の句:「私は進む。たとえ銀河の果てであっても」
宇宙を意味する“宙組”での、凰稀かなめ様のトップお披露目のためにあるような素晴らしい台詞。


07.『愛と革命の詩』

上の句:「私なら、あなたの詩の女神を呼び出すことができますかしら。わたくしのために、愛の詩を読んでいただくことはできまして?」×

下の句:「真実の愛の言葉は戯れで口にするものではありません。かわいい方、あなたはまだ愛をご存知ない」
詩人のミューズになるのは簡単でないよ、という話(ちがう)。

08.『愛と革命の詩』

上の句:「あなたの手紙が届くようになってから今日まで、あなたは私の心のいちばん近くにいる存在でした。そしてあなたは、私が思い描いていた通りの女性だった」→

下の句:「どんな人かもわからぬまま、私はあなたの魂に恋してしまっていた」
魂に恋をする! 文通からはじまる究極の愛の形。

09.『琥珀色の雨にぬれて』
上の句:「まるで違う星に住んでいるふたりが——公爵とあたしが、同じ列車に乗ってこうして喋っている。思っても見なかった場面ですわ」×

下の句:「そう……そうですね。幸せです」
生まれも境遇もまるで違う男女が偶然落ちる大人の恋の話。

10.琥珀色の雨にぬれて』

上の句:「私はいつかこんな日が来ることを恐れていた。でもどうしようもないことなのよね、私たち3人にとって」→

下の句:「悲しいけれど、みなが自分に正直に生きればこうなるのね。私は……どうやって正直に生きていけばいいの?」
夫の心変わりを知ってしまった妻フランソワーズの台詞。「2人のいたわりあいだか、傷つけ合いだか知らないけれど、私のいるところで私を通り越した会話をするのはやめて!」(うろ覚え)という台詞もすごく好きです。

 

11.『琥珀色の雨にぬれて』

上の句:「すべてを手に入れることなんてできないんだから」
「すべてなんて望んじゃいない」→

下の句:僕が望んでいるのは君だけだ。
地位も、仕事も、家庭もすべて捨てて飛び込む恋。

12.『エリザベート

上の句:「これは正式な最後通告です。私を失いたくないなら、この条件を飲んでください。子供の教育を任せて欲しいの。自分の子供に何をして、何をさせるか。たった今から私が決めます」→

下の句:「よく読んでご決断ください。お義母さまか、私か」
究極の選択。

13.『エリザベート

上の句:「どうすればいいの? 私、もう生きていけない」×

下の句:「死ねばいい」
黄泉の帝王トート閣下ならではのがっつくような愛の台詞。

14.『PUCK』
上の句:「ラリー、あなたの気持ちは嬉しいけど、諦めて頂戴」×

下の句:「そうだ、ラリー、諦めるんだ。そしてハーミア、君は僕と結婚する運命にある」
自信満々なダニエルの台詞。「ハーミア、君は僕の一生の夢んだ」も忘れがたい名台詞。

15.『PUCK』

上の句:「魔法じゃないんだ。君にもう一度会えるなんて!」→

下の句:「僕はずーっと君のそばにいて、君を見守っていたんだ!」

大人になってセカンドサイトを失い、ようやく再会できたハーミアに言うパックの言葉。

 

16.『風と共に去りぬ

上の句:「誤解なさらないでね。私は久しぶりで踊りたかっただけなのよ」×

下の句:「そうですとも。あなたはただ、お国のために踊っておられるだけ」
バザーのダンスシーンはいつ見ても楽しい。金貨で150ドル!

 

17.風と共に去りぬ

上の句:「私、駅まで送りにいってもいい?」
「いや、来てもらわない方がいい」→

下の句:「駅でさよならを言ってもらうより、ここで言ってもらえるさよならを心に残したい。その方が、ずっといい思い出になるから」
戦争に出かけるアシュレとスカーレットのやりとり。

18.『風と共に去りぬ
上の句:「親切ではありません。あなたの娘らしい理想がすっかりなくなって、僕の自由になるまで、物をあげて誘惑しているだけです」→

下の句:「僕はお返しのことを考えないで物をあげたことは一度もありませんよ」
無頼漢レット・バトラーならではの台詞。

19.『風と共に去りぬ
上の句:「これはこれは大層ご立腹のご様子。しかし、結婚するのと情婦になるのと、別段代わりはないと思いますがね」→

下の句:「所詮、この世には男と女しかいないのですから」
かーっ。これだよ。

20.『風と共に去りぬ
上の句:「僕はこの手でなんの苦もなく君を八つ裂きにすることだってできるんだよ。もしそれで、君の心からアシュレを引きずりだすことができるのなら、やってみよう」→

下の句:「また、こうして、君の頭蓋骨をくるみのように砕くことだってできるんだよ。そうすればあの男だって消えてなくなるだろう」
飄々としてつかみどころのない男が、嫉妬に我を忘れる姿を堪能できるのも風共の醍醐味。

 

21.『ロミオとジュリエット

上の句:「千回愛しているといっても足りないくらいよ。おやすみなさい」×

下の句:「君がいなくては千倍もつらい」

うわさの千倍返し。日常生活にもけっこう使える。

 

22.『ロミオとジュリエット

上の句:「なぜおれたちの間に割って入った? おまえの腕の下から刺されたんだ」
「マーキューシオ、すまない」×

下の句:「謝るな。謝るのはガキだけだぜ。ロミオ、ジュリエットを愛しぬけ。全身全霊で」

マーキューシオさんがフラグを立てました。


23.『愛するには短すぎる』

上の句:「ここが僕らの世界で、今が君のいる人生だ。それがすべてだよ。二度と言わない。けど、死ぬまで君を愛しているよ」×

下の句:「私も愛しているわ。私がいちばん望んで、いちばん幸せになって欲しい人よ」
船の上でのたった4日間の、一生で一度の恋。

24.『眠らない男・ナポレオン』

上の句:「いいこと、ナポリオーネ。私はあなたより6歳年上で、2人の大きな子供がいるのよ」×

下の句:「だが6歳年下の、どの女より魅力的だ」
すごいくどき文句ですよ。

25.『眠らない男・ナポレオン』

上の句:「我が古き兵士諸君。私と諸君は名誉と、栄光の道を歩んできた。しかし今、祖国のために私はここを去る。だが、諸君はフランスのために仕えてくれ」→

下の句:「さらば、愛しいわが子らよ」
軍隊に別れを告げるナポレオンの台詞。“愛しいわが子”に泣かずにはいられません…。

26.『凍てついた明日』
上の句:「誰でもよかった、あなたじゃなくても」×

下の句:「誰でもよかった、でも君だったんだ」
これも究極の愛の台詞!

27.『アリスの恋人』

上の句:「途中でナイトメアに捕まるかもしれない。そうしたら僕が食い止めるから、おまえだけでも先に逃げるんだ」
「それは無理です」
「どうして」×

下の句:「私が目覚めたらいちばん会いたいのはあなただから」

ルイス・キャロル(高校生)にさらっと告白するアリス(社会人)。

 

28.『アリスの恋人』
上の句:「私たち、また会えるんでしょうか? 私たち、お互いを見つけられるんでしょうか。ただの夢だってことになってしまったら、すべてを忘れてしまったら、どうすれば……」×

下の句:「忘れられないように…してやるよ」

高校生よ、どこでそのスキルを…。

 

29.『アリスの恋人』
上の句:「もう一度で会えたら、そのときは、僕をおまえの恋人にしてほしい」

「えっ?」×

下の句「してくれるのか、してくれないのか、どっちなんだ!」

あーはいはい高校生高校生。

 

30.『めぐり会いは再び』
上の句:「私はあなたのことを何も知らない。あなたも私のことを何も知らない」→

下の句:「でも私にはわかるんです。一目見てわかったんです。これが私の星なんだって」
組にちなんだ台詞を入れるのがお上手です、小柳先生。

31.『めぐり会いは再び』
上の句:「ドラントさま、私の夫になってくださいますか?」×

下の句:「喜んで。シルビア、私のたったひとつの輝ける星」
はねっかえっりのシルビアからプロポーズするのがとてもよい。

 

32.『トラファルガー』
上の句:「ねえホレイショ、私、今どんな顔をしてる?」×

下の句:「恋をしている顔だ」

ベスト3に入るくらい好きな台詞。こんなすごい愛の台詞ある?(望海さんの声で読んでください)

 

33.『トラファルガー』
上の句:「私はあなたの右腕まで奪ってしまった。私は取り返しのつかないことをした」×

下の句:「ジョサイア、親子の間で取り返しのつかないことなどひとつもないんだよ」

親子愛うううううううー!(涙)


34.『トラファルガー』

上の句:「どれだけの人間を敵に回そうと、君一人に距離を置かれることがどれだけつらかっただろう」×

下の句:「英雄ホレイショ・ネルソンを、もうひとり占めにはできないのよ」
大人の恋の終わり。

35.『ME AND MY GIRL』
上の句:「ねえビル、あたしたち、別れなきゃならないなんてことないだろうね」×

下の句:「なーに言ってんだ。おれとおれの女の子を誰が別れさせるんだ」

ミーマイといえばこれ。

 

36.『ME AND MY GIRL』
上の句:「僕がなんと言うかって? なんと言うだろう、僕は……僕は、」→

下の句:「この野郎、いったいてめえ、今までどこに失せてやがったんだ!」
最高にハッピーなラストシーン。

37.『スカーレット・ピンパーネル』
上の句:「君たちは長く付き合っていたわけではない。君ともあろうものが、恋の前では少年のようだった。彼女のすべてを知っていると言い切れるか」×

下の句:「自分の心を知っているのと同じくらい知っている」
ところがどっこいですだ(マミー)。

38.『スカーレット・ピンパーネル』
上の句:「妻に隠し事をしていた僕を許してくれ」

「私こそ、夫に秘密を持っていた。許してください」×

下の句:「今日が僕たちの結婚記念日だ」

船の上での結婚式シーンが好きです。

 

39.『エドワード8世』
上の句:「ずるいわ。あんなことを言われたら、結婚しないわけにはいかなくなっちゃうじゃない」×

下の句:「ずるい男だってことは、わかっていたはずだろ」
酸いも甘いも噛み分けたエドワードならではの切り返し。

 

40.『エドワード8世』
上の句:「後悔しているに決まっている」→

下の句:「だが、時計の針を戻せても私は同じ道を選ぶだろう」
文句なしにかっこいい。王冠を捨てて恋をとる。


41.『春の雪』

上の句:「聡子がいなくなる? いなくなるってどういうことだ。こんなこと誰にも聞けやしない。尋ねたらまるであの人に関心があるみたいじゃないか」→

下の句:「それは僕の誇りが許さない。あの人はいつもこうして僕を苦しめる」
主人公・キヨ様のこじらせっぷりが最高に厨2。大好きです。


42.『春の雪』
上の句:「小生は、父の誘いにのって勧められた芸者と一夜を過ごしました。その一夜を過ごした小生にとって、今や女と言う女は一切、玄人も素人も、芸者も貴婦人も同じです」→

下の句:「申しにくいことですが、あなたをもはっきりワンオブゼムとしか考えていないことを申し上げておきます」
一時期、ヅカオタ友達との間でワンオブゼムが流行りました。

43.『春の雪』
上の句:「確かにあの手紙を読んでいないのだろうか。いや読んでいたら来るはずがないだろう」

下の句:「また心に砂が滴ってきた」
生田先生が写経したアレ。

 44.『春の雪』

上の句:「どんな夢にも永遠などありません。いつか必ず終わりが参ります。そのとき私は未練など見せないつもりです」→

下の句:「もしも、永遠があるとすれば、それは今なのです。今を紡いで永遠にする、それだけできっと生きていける」
聡子の台詞。「今を紡いで永遠にする」なんて美しい台詞なの。

45.『春の雪』
上の句「これが僕たちの愛のかたちなんだ。やっとわかったんだ」

「誰にも言えない代わりに、誰にも手が出せない」×

下の句:「すべての者に否定され、僕たちだけが信じている。だからね、僕たちの間にあるものは純粋な愛の結晶なんだ」

誰も知らない2人だけの禁断の恋。
 

46.『春の雪』
上の句:「そろそろ参ります。夜明けまでには戻らなければ」×

下の句:「このままずっと夜が続けばいいのに。そのためだったら世界が滅んでも構わない」
「世界が滅べばいいのに…」とか、とかく言いたくなる年頃って確かにありました。

 

47.『ベルサイユのばら
上の句:「そんな心の甘えをいつも自分に許している人間だ。それでも愛してくれるか? わたしだけを一生愛し抜くと誓うか?」×

下の句:「誓う! 誓うとも…」
アンドレなら「ああ…見果てぬ夢よ…! 永遠に凍りつきセピア色の化石ともなれ!」(あってるかな)も好きです。

48.『ベルサイユのばら
上の句:「愛するが故にどこまでも耐える愛。愛するが故に身を引く愛。男と女に関係なく人間としてひたすら尽くす愛」→

下の句:「そしてそれらをすべて包み込むような大きな愛」
フェルゼン様のよるオスアン公開処刑。フェルゼン様、もっとデリカシーもって!!!
 

49.『Victorian Jazz』
上の句:「言っただろ? 独りよがりはやめにしたんだ。俺と一緒に、アメリカに行かないか?」

「アメリカ?」×

下の句:「ああ、見えてきたぞ、君はアメリカで、ニューヨーク・タイムズ初の女性記者になるんだ!」
ナイジェルの遠回しプロポーズ。

50.『Victorian Jazz』
上の句:「あなたって不思議な人ね。見るたびに、まるで別人みたい」×

下の句:「ミステリアスだろ?」
マイティーがお手つきしたアレ。

 

51.『太王四神記

上の句:「今夜、僕はもう一度生まれ変わりたい」→

下の句:「君と二人で」
身体を重ねることで、王の息子ではなく、ひとりの男として生まれ直したいという、タムドク様のすごいくどき文句です。

52.『うたかたの恋』

上の句:「ふたりが同じ運命に運ばれて行くのなら、どこでもどんな成り行きでもいいのです」→

下の句:「お話の終わりに、ルドルフとマリーは一緒であった、となりさえすれば」

読めば読むほど美しい柴田先生の台詞。


53.『紫子』
上の句:「風吹…」→

下の句:「私の終わりに風吹がいてくれてよかった」
いろんな想いをじっと腹の底にためてひたすらに紫子に尽くす風吹は、あまたある作品の中でもダントツに陰があってセクシーな役だと思います。

 

54.『LUNA』

上の句:「このままずっと抱きしめていたい」
「ええ」×

下の句:「時を止めて、このまま溶け合ってもいい」

小池先生のエコへの萌芽。


55.『仮面のロマネスク』

上の句:「こうしてあなたを待っていたのは、最後に二人だけの舞踏会をしたかったから」×

下の句:「こんな別れが来るとは思いもしなかった」

もうひとつのフランス革命

 

56.『薔薇に降る雨』
上の句:「僕が迎えに行くよ。エンジンをかけて君を待つ」→

下の句:「突飛だと思うだろうが、考えてくれ。一緒に生きる道だってあるはずだよ」

たたみかけるような台詞の重なりが素敵。

 

57.『薔薇に降る雨』
上の句:「ドライブ、デート、ドライブ、デート」→

下の句:「デート、デート、デート!」

とにかくタニちゃんがかわいい。

 

58.『エールの残照』
上の句:「ロージー、忘れていたよ、まだ君に愛していると言っていなかったね」

下の句:「こんな大切な言葉をどうして忘れていたんだろう…。ロージー、愛しているよ」
涙で前が見えなくなります。

 

59.『長い春の果てに』
上の句:「大人になったら、ここ(くちびる)にキス、してくれるって…」

「じゃ、記憶は…?」→

下の句:「いたずらは、大人になっても直ってないようだな、シンデレラ」
このやりとりかわいくてとても好きです。

60.『長い春の果てに』
上の句:「忘れていたステファン、おまえにもプレゼントがある」

「少し休め、もう話すな」
「いいや、大丈夫だ。それに大したプレゼントじゃない」
「何をくれるんだ」×

下の句:「俺自身を。俺の体をお前にやる」

体をやるって、すごい愛。

 

61.『月雲の皇子』
上の句:「兄上どうか、そのお優しき心を鋼(はがね)になさいませ」

「穴穂。私には忍びぬ」×

下の句:「兄上。あなたの優しさは弱さです。この国を滅ぼしかねぬ弱さです」
兄を想うゆえの弟の言葉が胸をえぐります。

62.『月雲の皇子』
上の句:「いつわりを申されます。幼き頃より、あなたと、穴穂の兄上と、わたくしと」→

下の句:「互いの心を自分の心よりよく知っておりました」

咲妃みゆちゃんは、野々すみ花ちゃんに続くタカラヅカが誇る北島マヤです。

 

63.『月雲の皇子』
上の句:「私をおそばに置いて、闘いを捨ててください。

どうか、哀れな土蜘蛛のたったひとつの願いを…」→

下の句:「あなたを、お慕いしております」

頬をぬらさでいられるか。

 

64.『月雲の皇子』
上の句:「弟よ、問うべきことは刃で問え」→

下の句:「私はもう言葉では語らぬ」

武芸よりも歌に秀で、平和を愛した木梨軽皇子の魂の叫び。


65.『エル・アルコン』

上の句:「かわいそうなムッシュ・パーシモン…」→

下の句:「あなたはこの浅瀬で眠るのよ。砲弾に引き裂かれて」

女海賊、ギルダの台詞。あすかちゃんかっこいい! 抱いて!


66.『エル・アルコン』

上の句:「このままではブランシュ・フルールの思いのままです」

「そうだ。私の合図と同時に、全砲を発射させろ」→

下の句:「砲弾が艦を揺さぶると同時に、キャプスタンを回せ!」

キャプスタンは船のハンドルみたいなアレです。 


67.『エル・アルコン』
上の句:「ムッシュの、そのクールな横顔に秘められた、燃えたぎるほどの野心…。私、大好きよ」×

下の句:「私も、あなたには最大の敬意と愛情を持っております。惜しむらくは、あなたが海賊ということ」
この慇懃無礼さ!

68.『エル・アルコン』
上の句:「近づかないで、恥知らず、ケダモノ!」×

下の句:「私はますますあなたを抱きたくなりました」
レット・バトラーに肩を並べる無頼漢♡

69.『カサブランカ
上の句:「おい…俺はずっと君を見つめているんだぜ、お嬢ちゃん。名前は?」

「イルザ…」
「リック」→

下の句:「君の瞳に、乾杯!」

世界一有名なくどき文句。


70.『ヴァレンチノ

上の句:「一緒に見たいものがあるの。朝焼けの海。庭伝いにマリブビーチに出られるのよ」

「太平洋か」×

下の句:「一緒に見たいの。夜明けまでいて…」

ナターシャがルディを誘う台詞。 

 

71.『ヴァレンチノ

上の句:「あたしは…あなたという絵の具を使って、スクリーンに夢を描くのよ」
「ナターシャ、君ってやつは…!」×

下の句:「それがあたしたちの結婚。どうしてわからないのよ、ルディ!」

ヴァレンチノ』のもうひとりの主人公、ナターシャの言葉。

 

72.『哀しみのコルドバ
上の句:「八年の歳月は僕らを断ち切れなかった。あの頃、僕らを繋いだ絆は、まだしっかりと結びついている」→

下の句:「僕らは引き離された歳月に勝った!」

 

73.『ミケランジェロ
上の句:「私はあふれんばかりの愛情を貰った」→

下の句:「私も、別れを告げるときは愛を残そう。燃え尽きぬほどの愛を、この世に」

こんな美しい台詞に出会えるのもタカラヅカの醍醐味。

 

74.『小さな花がひらいた』
上の句:「うるせえ、三度目をなぐられたいのか」→

下の句:「女房になるのかならねぇのか、どっちだ!」
THE亭主関白。

75.『ダル・レークの恋』
上の句:「私の要求はあなたです」→

下の句:「今夜一晩あなたの生命をいただきたいのです」

76.『哀しみのコルドバ
上の句:「僕はね、この国の澄んだ青空が好きだ。白壁の町も、遥かな山脈も」→

下の句:「これからは、そこに君の微笑みが加わる」

77.『虞美人』
上の句:「あなたと一緒に死ぬ時が来たら」→

下の句:「私は花嫁を連れて天国の凱旋門をくぐるだろう」

 

78.『アルジェの男』
上の句:「おれは、栄光の中にしか求めるものはないと思っていた」→

下の句:「それに今、愛ってやつがおれの胸を叩いているんだ。ガンガンと」

ちょっぴりおかしみもある。 なんだガンガンって。


79.『維新回天・竜馬伝』

上の句:「なんもかも、たった一人でやってきたお竜も
恋と相撲だけは一人では出来んじゃろ…」

下の句:「付いて来てくれるな?」

 

 

 

 

いかがだったでしょうか? ブリドリ書き起こしのカルタは未見のものも多いので、早く再放送してくれないかな〜と首をにゅーっと長くしながら待っています。

続編を作成中なので、新年会はニューカルタで遊びたいな。