『Victorian Jazz』(2012年・花組・バウ)
この作品も、そしてこの、今味わっている空気も、色あせることなく、また私の中でふとよみがえって思い出す日が来るのだなと思うと、こんなにうれしいことはありません。
(『Victorian Jazz』主演・望海風斗の挨拶より)
▲しっかりものの望海さんのバウ初主演挨拶。
◎カーテンコール1回目
みなさま、本日は『Victorian Jazz』千秋楽をご観劇くださいましてありがとうございました。本当に、あたたかいみなさまに、見守られて、千秋楽を迎えられたこと、本当にうれしく思っております。
そして、10日間本当にあっという間だったような、そして、本当に毎日充実していて長かったような、とても不思議な気持ちなんですけれども、えー……なんでしょう……?
(突然迷子になる)
(会場笑い)
えっと、本当に毎日みなさまが、この『Victorian Jazz』の世界を楽しんでくださって、そしてあたたかい拍手をくださり、そしてたくさんの笑い声をいただき、私たちはそれを糧に次の公演も、次の公演も、と、前に進むことができました。
私は、今回初めてバウホールで主演をさせていただき、あたたかいお客様と、力強く私を支えてくれているメンバーに、支えられてここに立っているのだと、毎日ほんとに感じることができ、ほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
(会場大拍手)
ありがとうございます。ははっ……ありがとうございます。
(なぜか息切れ気味なのぞ様)
本当にこの気持ちをどうやって表現したらいいのか、うまくまとらm……まとまらなくて、えー今日に至ってしまったんですけれども……。
(会場笑い)
でも、これから、これからの先の舞台も、もっともっと今まで感じたこと、この公演で感じたことをもっともっと生かしていけるように、自分らしく頑張りたいなと、思います。
このメンバーですが、高翔組長をはじめ、桜さん、そして下級生がほんとに頼もしくて、そしてたくましくて、そして何よりも明るくて! こんな素敵なメンバーと一緒にこの作品をつくれて本当に幸せだと思います。
日に日に、みんながやりたいことが、どんどんどんどん膨らんで、ほんとに毎日新鮮な舞台を味わえて、千秋楽はみんなの想いがここにあふれていて……どうなってしまうんだろうと思うくらいだったんですけれども(笑)、ほんとに毎日楽しく、みんなと舞台をつくれることができてほんとによかったです。
そして、フィナーレの歌詞で、「めぐり合う奇跡 決して色あせぬ いつまでも……」
ん???
(と天井を見上げてしばしばフリーズ)
(会場&共演者笑い)
……「いつまでも宝物」という歌詞があるのですけれども(笑)、ほんとにその歌詞を歌うときに、ナイジェルの気持ちだけでなくて、いろんな想いがよみがえってきて、ほんとに大切な思い出っていうのは、色あせることなく、ふとしたときによみがえってくるのだなとその歌詞を歌いながら思っていたんですけれども。
この作品も、そしてこの、今味わっている空気も、色あせることなく、また私の中でふとよみがえって思い出す日が来るんだなと思うと、こんなにうれしいことはありません。
そして、この作品、この素敵な作品をつくってくださいました、田渕先生……は、この作品がデビュー作です。先生はほんとに毎公演休むことなく、私たちをずっと後ろから見守ってくださっていて、毎回、公演が終わるたびに「今日はどうだった」とか、言ってくださったんですけれども。
ほんとに先生が毎回毎回、見ててくださっていて……えー……ね?
(出演者を振り返ってやや助けを求めるのぞ様)
なんか……先生に見守られて、ずっと公演できて、よかったなと……。
(いいこと言おうとしたのに尻すぼみになってしまって語尾に力がなくなるのぞ様)
(出演者&会場笑い)
本当にこの作品が大好きで、この作品で、えー……私も、バウで主演をできたことがほんとに幸せだと思っていますし、メンバー全員この作品に出れたこと、ほんとによかったと思っています。
えー。はい。ありがとうございました。
(おもむろにまとめにはいるのぞ様に、出演者&会場笑い)
(舞台袖の田渕先生をのぞきこむように出演者が拍手)
そして、あたたかく18公演見守ってくださいましたお客様、えー……あ、一回のかたもいらっしゃいますが!
(会場爆笑)
毎回! みなさまがあたたかく見守ってくださいまして、私たちはほんとにそのあたたかい空気のなかで公演できたことを本当に幸せに思っています。みなさまのやさしいお気持ちと、あたたかい愛を忘れることはない! ……と、……思います!
(隣の高翔組長に「忘れません、だね」と突っ込まれる)
(あーっ! て両手で顔を覆うのぞ様)
忘れませんっっっ!!!
(出演者&会場大爆笑)
▲みんなまじめに話を聞いていたのに……
▲「んあーーー!」って感じでのけぞるのぞ様&Pちゃん喜びすぎ。
▲「やってしまった〜〜〜!」な、のぞ様。
はい。
忘れません!!!!!(言い直した)
本当にありがとうございました。
本日は! 本当にありがとうございました!
(紙吹雪に出演者から大歓声!)
(緞帳がしまる最後まで腰をかがめて手を振るのぞ様)
▲紙ふぶきの白刃取り(?)に挑戦する一花様。
▲見事にキャッチ! さすがです。
◎カーテンコール2回目
(客席から「だいもんさいこーーーーーう」の声)
ありがとうございまーす。あーははははは……。
ありがとうございました。
えーほんとに、あっという間でしたねえ。
(高翔組長「ほんとに」)
あっという間でしたよね?
(一花さん「うん!」)
でも、このお稽古した一ヶ月と、この10日間、ほんとに充実していて、ほんとに楽しくて、ほーんとに幸せで、明日から何をすればいいんだろうと!(笑)
(会場大爆笑)
ほんとにそんな気持ちなんですけれども。
でも、ね! これがまた新たなスタートだと思って、次の公演、『オーシャンズ11』も、みんなで力を合わせて花組を盛り上げていきたいと思います。
本日は本当にありがとうございました。
◎カーテンコール3回目
(会場スタンディングオベーション)
ありがとうございます。
えーほんとに……もう……何も言うことはありません!(笑)
なくなっちゃいました。。。
でも、終わりたくないんですけど、どうしたらいいんでしょう……?
(会場笑い)
でもほんとに、ナイジェルのセリフでもありますけど、「こんな、しめっぽいのはいやなんだよ」っていう……。ほんとに、そんな気持ちです。
みなさんと楽しく、笑顔で千秋楽を迎えられてほんとによかったと思いますし、無事に千秋楽終わったこともほんとによかったと思ってほっとしていますし、みなさまからいただいたこの、パワーを、また明日からの糧にして、私たちはこれからも精進して参りたいと思います。本日は、本当にありがとうございました!
◎おまけ
▲キス顔でのぞ様を見つめるPちゃん。
▲「おいしそう」って顔で見るのやめてください。